2021年、伊能忠敬の日本地図(伊能図)が完成してから200年が経ちました。
当時、彼が歩いて記録した1つ1つの地点は、後の世の人々にとって貴重な指針となりました。
このサイトは、そんな「地図」のように──
今の繊維産業の状況や課題を記録し、未来の担い手たちに役立つ情報や繋がりを残していくために立ち上げました。
ITomapの存在意義
現在、繊維産業では以下のような課題が深刻になっています。
・従事者、職人(有識者)の減少
・後継者、人材不足
・設備/部品メーカーや、協力会社の廃業→連鎖的に作れない商品が出てくる。
・新品部品を製作しようとした際の金型などの初期費用の高さと継続的に作る必要性
・小ロットに対応できない一部の部品の流通体制
これらの問題は産地や商品によっても必要なものが違い、すぐに解決できるものではありません。
だからこそ、全国の繊維業者が横につながり、情報を持ち寄り、協力し合う場所が必要だと考えます。
ITomapでできること(短期的な目的)
・故障、不具合に関する情報交換
・部品の共同購入の募集
・求人募集、インターンへの参加募集
・外注/業務委託/内職さんなどの募集
・空いた時間/設備の有効活用
ITomapが目指すもの(長期的な目的)
・業界の知恵や経験の「記録と共有」
・次の世代に向けた「知のインフラ」の構築
・そして未来の誰かが、思いもよらぬ形でこの「地図」を活用すること。
最後に
今ここで、みなさんと共に「現在地」を見つめ、形に残していくことで
この先の日本の繊維産業がもう1度しっかりと根を張り、次の200年へと続いていく。
そんな願いを込めて、「ITomap」はスタートしました。
訪れてくださったあなたに心より感謝し、挨拶に代えさせていただきます。
2021.9 運営管理者
コメント