レピア織機

用語辞典

レピア織機とは、レピアと呼ばれる部材を使って緯糸を運び、織物を作る織機のことです。

シャトルを使わずに緯糸を通すため、シャトルレス織機、または革新織機の一種として扱われます。

レピア織機では、経糸の間にできた空間へレピアが入り、緯糸を受け渡したり、つかんで運んだりすることで緯入れを行います。

(一言解説)レピア織機とは、レピアという部材で緯糸を運ぶ織機です。「シャトルの代わりに、細い腕のような部品で緯糸を渡す織機」と考えると分かりやすくなります。

特徴

レピア織機には、次のような特徴があります。

・シャトルを使わずに緯糸を通す

・レピアで緯糸をつかむ、または受け渡して運ぶ

・シャトルレス織機の一種

・多品種の織物に対応しやすい

・色糸や異素材の緯糸を使う織物にも向きやすい

・比較的幅広い素材や生地に対応できる

・緯糸の受け渡しや張力管理が品質に影響する

レピア織機は、緯糸を機械的につかんで運ぶため、緯糸の種類や使い方に対応しやすい織機です。

ITomap的理解│初心者が誤解しやすいポイント

初心者が誤解しやすいのは、

レピア織機=シャトル織機より新しいから何でも速く織れる織機

と考えてしまう点です。

たしかにレピア織機はシャトルレス織機の一種で、生産性や対応力に強みがあります。

しかし、エアジェット織機のような高速量産に向く方式とは得意分野が異なります。

つまりレピア織機は、

単に速く織るための織機ではなく、

緯糸をつかんで運ぶことで、多様な糸や生地に対応しやすい織機

として理解すると分かりやすくなります。

現場での使われ方

現場では、レピア織機は多品種の生地や、緯糸の使い分けが必要な織物で使われることがあります。

たとえば、

・色糸を使い分けたいとき

・緯糸に太さや素材の違いがあるとき

・柄や組織の変化を持たせたいとき

・シャトルを使わずに織りたいとき

・エアジェットやウォータージェットでは扱いにくい糸を使うとき

・緯糸の受け渡しや張力を確認するとき

などに関係します。

レピア織機では、緯糸をどのようにつかむか、受け渡すか、安定して通せるかが大切になります。

そのため現場では、レピア織機を「シャトルレス織機の一種」としてだけでなく、緯糸の扱い方に特徴がある織機として見ます。

補足

レピア織機には、片側から緯糸を運ぶ方式や、左右のレピアで緯糸を受け渡す方式があります。

どちらの場合も、緯糸を空気や水で飛ばすのではなく、レピアという部材で機械的に運ぶ点が特徴です。

そのため、レピア織機は、緯糸の種類や組み合わせに対応しやすい一方で、レピアの動き、受け渡し、タイミング、張力などの調整が重要になります。

つまりレピア織機は、緯糸を「飛ばす」織機ではなく、緯糸を「渡す」織機として理解すると分かりやすくなります。

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まとめ

レピア織機とは、レピアと呼ばれる部材で緯糸を運び、織物を作る織機のことです。

シャトルを使わないため、シャトルレス織機や革新織機の一種として扱われます。

レピア織機は、単に高速で織るための織機ではなく、緯糸をつかんで運ぶことで、多様な糸や生地に対応しやすい織機です。

織機を理解するうえでは、レピア織機を「シャトルを使わない織機」としてだけでなく、「緯糸をレピアで渡して運ぶ織機」として見ることが大切です。

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