ウェールとは、編物でループがたて方向に連なって見える列のことです。
編物はループが連結してできた布ですが、そのループの並び方をたて方向に見たものがウェールです。
織物でいう経糸そのものではありませんが、編物の構造を説明するときに「たて方向」を見るための重要な言葉です。
(一言解説)ウェールとは、編物のループがたて方向に並んで見える列のことです。簡単に言えば、編物を見たときの「たて方向の筋」です。
特徴
ウェールは、編物のたて方向の見え方を表す言葉です。
主な特徴は以下の通りです。
・編物のたて方向の列を表す
・ループが連なって見える方向を指す
・コースと対になる言葉として使われる
・編物の組織や密度を考えるときに使われる
・生地の伸び方や見え方を理解する手がかりになる
・天竺やリブなどの表面の見え方にも関係する
ウェールは、編物を「面」ではなく「ループの並び」として見るための基本用語です。
ITomap的理解│初心者が誤解しやすいポイント
初心者が誤解しやすいのは、ウェールを織物の経糸のように考えてしまう点です。
たしかにウェールは、編物のたて方向を表す言葉です。
しかし、ウェールは経糸そのものではありません。
織物では、経糸という糸がたて方向に実際に通っています。
一方で編物では、糸がループを作り、そのループが連なってたて方向の列に見えます。
つまり、
・経糸:織物でたて方向に通る糸
・ウェール:編物でループがたて方向に連なって見える列
・コース:編物でループがよこ方向に並んで見える段
として理解すると、違いが整理しやすくなります。
ITomap的には、ウェールは「編物の経糸」ではなく、「ループがたて方向に並んで見える列」として理解するとわかりやすいです。
コーストの違い
ウェールとセットで覚えたい言葉が、コースです。
ウェールは、編物のたて方向の列を表します。
コースは、編物のよこ方向の段を表します。
違いを整理すると、次のようになります。
・ウェール:たて方向の列
・コース:よこ方向の段
・ウェール方向:編物のたて方向を見るときに使う
・コース方向:編物のよこ方向を見るときに使う
編物を観察するときは、ウェールとコースを分けて見ることで、ループの並び方や生地の構造を理解しやすくなります。
特に、天竺、リブ、スムースなどの編地を見るときには、ウェール方向とコース方向の違いが重要になります。
現場での使われ方
現場では、ウェールは編地の方向や構造を説明するときに使われます。
たとえば、
・ウェール方向を見る
・ウェールが立って見える
・ウェールの筋がはっきりしている
・ウェール方向に伸びる
・ウェール数を確認する
・リブのウェールが目立つ
・編地の表裏をウェールで見る
といった形で使われます。
生地の見え方、方向性、裁断、柄合わせ、伸び方を考えるときに、ウェール方向を確認することがあります。
特に編物では、たて方向とよこ方向で伸び方や見え方が異なるため、ウェールを理解しておくと生地の扱いがわかりやすくなります。
補足│ウェールは”糸の方向”ではなく”ループの見え方”
ウェールは、たて方向を表す言葉ですが、必ずしも一本の糸がまっすぐたてに通っているという意味ではありません。
編物では、糸がループを作りながら連結しているため、表面にたて方向の列として見える部分があります。
その列をウェールと呼びます。
そのため、ウェールを理解するときは、糸そのものの直線的な方向ではなく、ループの並び方として見ることが大切です。
ITomap的には、ウェールは「糸がたてに走っている場所」ではなく、「ループがたて方向に連なって見える編物の列」として理解するとわかりやすいです。
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・編地
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・経糸
・緯糸
・織物
まとめ
ウェールとは、編物でループがたて方向に連なって見える列のことです。
織物の経糸とは異なり、編物の中でループがたて方向に並んで見える状態を表します。
ウェールは、よこ方向の段を表すコースと対になる言葉です。
編物の方向、伸び方、表面の見え方、組織を理解するうえで重要な基本用語です。
ITomap的には、ウェールは「編物の経糸」ではなく、「ループがたて方向に連なって見える列」と理解すると、コースや織物との違いがわかりやすくなります。


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